撮りたいもの

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「たゆたう」さんのライブ。せとうち暮らしで素敵な写真を連載している宮脇さんの、ブックカフェソローにて。ラストの曲で、一気にぶわぁっと泣いてしまった。

昨夜から「私は何を撮りたいんだろう」と、考えていた。宮古島でたくさんの写真家さんたちから、エネルギーをもらったからだろう。企画側視点ももちろんだけど、自分の写真についても深く考えてしまった。とりとめもなく、でも自分の中の目で見たいものは何だろうと。なかなか出てくる訳もなく、ただ意識はしていた。時間はかかるよー、と覚悟もしていた。
ら、たゆたうさんの曲で一気に、来た。

膝掛けにくるまって暖を取りながら聞いていると、ふと、亡くなった祖母のぬくもりを思い出した。大好きだった、おばあちゃん。会ったことのない、亡くなったおじいちゃん。あぁ、二人を撮りたい。でも、もう撮れない。そう、私が今撮りたいものは、もう二度と撮れないものなんだということに気づいてしまった。撮りたいものが、撮れないものだなんて。

ルーツの旅もまた、もう一つの側面は、もう撮れないもの・過去への旅だった。今撮れるものを撮り、でも私は確かにその向こう側を探してシャッターを押していた。写らないものについては、書いた。言葉が足りないところを補ってくれた。

生きている。でもいつか、死という別れがやってくる。だからこそ、せいいっぱい生きていたいし、生きているうちに、会いたい撮りたい話したい。私は撮りたいものは、大学の恩師が私の卒業制作を見てくれた時から、変わってはいなかった。
そう、生と死と生。

生きることのきらめき。
死のもたらす別れの切なさ。
そして、死を知った中での、生の意味。
私は私なりに知っていて、だからこだわり、求め、いろんな人と会いたい撮りたい話したかったんだ。

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いつか撮れなくなる日がやってくる。だから今撮っておこう。人も物も風景も。自由に、大事だと思うなら。この一枚が十年後に、私がここにいたと思い出させてくれる生の一枚になるというのなら。
ちょっと自由になれ、私。

意外に私、重いんだな。でもたゆたうさんの曲を聞いていると、全てが包まれた気がした。肩を軽く叩かれて、そっと寄り添い、ふわりと包んでくれる感覚。

撮りたい。
撮れそう。
あ、いける。

根拠もなく、そう思った。
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by miumica | 2014-12-21 23:53 | 想い事

旅するように、いつもを暮らす。


by RY
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